結局お前ら好きだわ

ただのジャニヲタは日々是好日  You are my SOUL! SOUL! で ええじゃないか

関ジュの「シルエット」ジャニーズWESTの「シルエット」

初めてMVで泣いた。鳥肌が立った。
この曲を私が初めて聞いたのはいつだろう。正直ごくあたりまえのように耳にしていたからわからない。けれど哀しみ・別れ・寂しさ…その場面を表してきた曲だ。必ず涙を流すような場面で歌われていた曲である。笑顔であふれるような場面で聞いたことがない。だからこそこの曲を聴いて思い出す風景は一人一人違う。様々な思い出が詰まった曲なのだ。
ちなみに私が思い出す風景は二つある。2013年の少クラin大阪エンディングでの『シルエット』。B.A.D.*1、7WEST*2、濵田崇裕、浜中文一、KinKan*3、なにわ皇子*4の総勢14名が歌うシルエットは「俺らが関西ジャニーズJr.だ!」と言われているようで寂しさの中にも強さが感じられる。もう一つはなにわ侍での重岡神山が2人で歌う『シルエット』。当時のかみしげに思い入れはあまりないものの生で見たときは不覚にも泣きそうになってしまった。これは本当に舞台なのかを疑ったものだ。
そもそも猿魂の企画で急遽決まった関ジュ時代の歌の音源化。正直ファンが期待していた曲があの5曲*5に選ばれていたとは思わない。私自身も投票するつもりだった曲*6が選考から漏れていた。ユニット曲も候補に入れてほしかったし(大声)、5曲中2曲*7しか関ジュ時代の曲がないのは話が違うと思った。投票はすごく悩んだ。『シルエット』がジャニーズWEST名義で音源化されることは正直あまり望んでいなかった。あの曲は関西ジャニーズJr.だからこそ良いのだ。KinKanもなにわ皇子も文るたもみんなが歌ってこそのシルエットだ。たとえ歌割がジャニーズWESTメインだとしても。いつのラジオか忘れたが流星が「関西Jr.と一緒にPV撮りたいな。松竹座の映像とか」のようなことを言っていて少し救われたような気がした。本人たちも自分たちだけの曲ではないということを口にしてくれた事が正直嬉しかった。結局私はシルエットに投票した。
NEWシングル、人生は素晴らしいの発売決定と少し後にカップリングにシルエットが収録されていることも発表された。正直、でしょうねと思った。そもそもファンがこの曲に対する思い入れが違う。2位の自己紹介ラップと僅差だったということのほうが驚いた。そしてMV解禁。このPVが問題なのだ。シルエットの共通イメージは「夕日」・「青春」。だが解禁されたMVは夕日は一切出てこない。甘酸っぱい青春ストーリーも関係ない。それぞれメンバーが家の中で写真を撮りあっているものだった。PV自体はとっても良い。今までのMVよりはるかに素晴らしいPVだ。だが、それは決してシルエットのPVではなかった。複雑だった。関西Jr,が居ないことがいやなわけではない。ただ望んでいた関西ジャニーズJr.のシルエットではないのだ。同時に今まで聞いたことのない2番も解禁された。が、シルエットのPVと認めたくないあまりほとんど記憶に残っていない。(ひどいよね、自分も票入れたんだよ?)
そして先日、ジャニーズWESTの6thシングル「人生は素晴らしい」が発売された。大サビが重岡ではないと噂に聞きドキドキしながらMVを見た。そして不覚にも大号泣してしまった。以下ネタバレになるが、冒頭で7人がファン投票でこの曲が選ばれたことを説明する。この時点で涙腺が崩壊しそうだった。そしてメンバーがそれぞれを思いのままにチェキを撮っていく。まさに“カメラで切り取って”いる様子だった。最後はスーツ姿に身を包まれた7人が花束を手にしていた。散々罵り複雑な気持ちのままだったが全てすっきりした気がする。1番はいままで歌われてきた歌詞とと変わりはない。当時の関西Jr.の環境や辞めていった人たちの事を思い出す。ただ本人たちの歌い方が違う。当時のギラギラに輝いていた雰囲気はなく落ち着きゆっくり語りかけているような歌い方だ。そして今回解禁された2番。音源化に当たり2番を作り直したと誰かが言っていたと思う。不思議なもので2番は今のジャニーズWESTを歌ってあるような歌詞であった。「どこか懐かしい街の匂い」「思い出ほほに触れた」「あの人撮った君の写真」「時が流れても変わらぬモノ」。どれも1番の歌詞を過去の出来事と表現している。当時のもどかしさや様々な涙を今から見て振り返っている。この表現に涙が止まらなかった。7人はデビューという大きなチャンスを掴み取り前に進んでいるのだ。もうB.A.D.、濵田崇裕、7WESTは過去の出来事であるのだ。寧ろ過去に寄せてくれなくってよかったと思う。今彼らには当時のギラギラ感は出せないと思う。今はギラギラというよりキラキラのほうが近い。だからこそ過去を振り返る2番、そして当時と少し違う歌割になったのではないだろうか。今までシルエットで多くの人が涙を流してきたと思う。今回の音源化により少しはその涙が綺麗に浄化されたんじゃないかなぁ。彼らが前を向いて歩いているうちは応援しようと心から思えた。これを機に一万字インタビューを読み返そうとした自分がバカみたいだ。(いや、たぶん読み返すと思うけど)

これは関西ジャニーズJr.の『シルエット』ではない。ジャニーズWESTの新たな『シルエット』だ。

 

 

(つらつらと感想を書いたけど私なんかが『シルエット』という曲を語ってなんだか申し訳ないくらい様々な人にとって特別な曲だよね。どうしても言いたいから書くけど、なんで大サビの「何気ない事が幸せだと僕がふと気が付いたんだ」は照史くんなの?ソロパートがないから?シルエットに照史くんはソロは癖がすごいよ…笑)

 

 

*1:桐山照史中間淳太

*2:重岡大毅神山智洋藤井流星小瀧望

*3:向井康二・金内柊真・平野紫耀

*4:西畑大吾・永瀬廉・大西流星

*5:シルエット・鼓動・自己紹介ラップ・Long Story・オンリーロンリー

*6:B.A.D.のアメフリ→レインボー。お前誰担だよ!ってツッコミはほどほどにw

*7:シルエットと鼓動のみ